2008-07-31

ふつうのメモ 夏休みよんだ本(追記)

夏休み かなり貪欲に活動
DJもバンド組んでこんどライブすることも谷川岳登山や美術館もいろいろあるけど またこんどにして
ここんとこよんだ本をあげて最近の報告とします
まだいろいろ言いたいことがある…!



僕の周りに 同じ理由で凄くいいなあとおもって
尊敬しているひとが数人いる 年上も年下も関係ない  
(下)を読み返したら その人たちは全員「ツァラトゥストラ」だから好きなんだ!
と分かった これは僕にとって 物凄い発見である 
それで僕も凄く燃えてきた


凄くおもしろかった シュレーディンガーの本も読もうかと思った
自分の体を作っている食は非常に大切とも感じた
料理をさらにするようになった
 
そんな凄いおもしろいわけではない

「大企業の安定」 =上司の顔色うかがって 組織に埋没してつまらない人生を送ること

jobsの交渉術についての本も読んだけど
だったら『inside steve's brain』のほうがいいかも



「デザインすることなんて幼戯にすぎない」
「技術は自分の中に身につける 家は自分で建てろ」
「誰も考えてないサプライチェーンを考えるほうが興味ある」
「あらゆるものの値段 原価はとにかく調べつくした」
「富士山なんて片足でものぼれる」
ヒマラヤ登山 DIY精神 フリージャズ(坂田明と仲いい)
僕の先輩のある先輩が 「都市計画でロックを奏でたい」と
いってたそうだが そんな感じか
いま60前後のあつい男たち みたいになりたい
ブログよもう

たまに12chの23時からのニュースに出てくる人 
顔と身にまとったオーラが好きだったから読んだ


ほかの知らない地域のも全部読んでみたい 


労働集約型の企業(とくにワイヤーハーネス)が東欧でどう活躍してるか
とりわけ矢崎総業という会社をもっと調べようと思った
チェコ ハンガリー ポーランド をバックオフィス・コールセンターにする(アクセンチュアやGE)
さらに貧しいルーマニア ブルガリア等にブルーカラー労働を集約する
勉強になった!って感じ

僕の大学の先生が演習中にする解説と問題提起が凄くおもしろい




会長が最近出した本

安いエアコンで世界一の企業 ダイキンが提携して
安いのをつくらせてヤマダ電機とかでの値下げ合戦に投入する
らしいので読んだ 29円だし


感想なし amazonで50円だったから

映画のゴッドファーザー3でバチカンがマフィアと関わってる
あれって実話なんだとわかった 国ぐるみのマネロン
なぜあの教皇は若くして死んだのか 殺されたのね 
金融ヤクザ マフィア スイスの銀行… 
こういう危ない話ってついつい好きだな~

うえのやつよんでさらに読んだ
池田信夫のブログでおもしろそうだとおもった


もう一人の先生のやつ RATIO2の論考の続き


お父さん 外交官 アラビスト お母さん エジプト人 お兄さん 三菱商事 
野口健 最年少5大陸最高峰登頂 最初の妻 ネパール人
さいきん 山づいてます 
僕の友達がいま担当している「ナツイチ」


「あとがき」に非常にインスパイアーされた
jazzをやってといわれたらできる これをこうやってといわれたらできる けど「なんでもやっていい」といわれると とたんにできない でも本当はなんでもよかったはずなのに
本来なんでもやっていい場におかれて どれだけ自由にやれるか それはとても大切なことだ 即興の音楽をやってると よーくわかる 自分で実際にやって いろんなことを確かめていきたい 自分は最近 この本来に戻りつつあると実感する 実践 あるのみだ あとそれは人生一般にもまったく同じことが言える 即興は 時間がどんどん進んでいってしまう その場で自分の中にあるありあわせのモノを使ってやるしかできない 決定したら一度そっちに行くしかない 決定の時点で「間違い」は存在しない 終わり悪ければすべて悪し そして本来 何をやってもいい 自分は最近 この本来に戻りつつあると実感する 実践 あるのみだ

2008-07-17

ふつうのメモ ルーマニア語 伊仏西葡と違う


聖書 伝道の書 第一章 2-1節
「空の空なるかな、しこうして、すべて空なり」 

vanitas vanitatum, et omnia vanitas ラテン語
vanita delle vanita, tutto e vanita イタリア語
vanite des vanites, et tout est vanite フランス語
vanidad de vanidad y todo es vanidad スペイン語
vanidade das vanidades, tudo e vanidade ポルトガル語

desertaciune a desertacinunilor, totul este desertaciune
ルーマニア語

上の4つと同じラテン語系の言語  「ロマンス系」の言語のはずなんだけど
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ルーマニア語はラテン語に由来する語彙も使用してはいるけど 語彙と文構造がぜんぜん違う 伊仏西葡はカトリック世界 ルーマニアはバルカン半島 ずっとオーソドックス世界 オーソドックスて 「正教」のことです ロシア正教 スラブ世界

スペイン・ポルトガル地域にラテン語が入ったのは 紀元前218年 ルーマニア地域(ダキア)に入ったのは 起源106年 320年変わらない言語 ラテン語 ローマ帝国とキリスト教あるから

ルーマニア語は歴史的に多くの異文化に接触した でも簡単には融合してない 吸収した雑多な外来の要素を「ラテン語の形態素に置き換える」 という技をつかって ラテン的アイデンティティをどんどん強めていった 言語と民族と国 切れない鎖


ローマ軍はダキアを16年支配しただけで帰っていった というわけで ほかのロマンス系言語よりラテン語の影響が薄い しかも7世紀にスラブ族の支配を受けたので さらにロマンス諸語と乖離  前はキリル文字 ロシア語みたい文字つかっていたし
 (ルーマニア語に残るスラブの影響:二重子音の保存・軟子音・呼格(たしかにロシア語 ドストエフスキーとかでも 人を呼ぶとき名前の語尾が変化するなー)・数詞の形態)

一般的に言って 「語彙」というのは外来の影響を最も受けやすい バルカン半島は「火薬庫」とよばれるくらい いろんな民族が混在する スペイン語はラテン語由来の語彙が6割 ルーマニア語はラテン語2割 スラブ系・ギリシャ・アルバニア・トルコ・ハンガリー語に由来するのが合わせて4割 

そういう異民族との関係の中 ラテンが薄まりそうな悪条件下 ルーマニア語の形態素・文構造はラテン語を保っている ラテン的アイデンティティを作るためにしたのは 外来の要素を「ラテン語の形態素に置き換える」 こと

たとえば…数詞の作り方
11はunsprezece ラテン語で考えるとunus super decem (10+1)という感じ こういう数え方の発想はスラヴ語的らしい でも形態素はラテン語をもとにしているとたしかにわかる ほかのロマンス語は正しいラテン語の11undecimに由来する語を使っている 100もラテン語はcentum たとえばフランス語はcent でもルーマニア語はo suta スラブ語起源

西ローマニア語(スペイン語とかフランス語)はケルト語(英語のもと)の影響がある 複数形にするとき英語みたくsつける eleve→eleves(学生) ルーマニア語はイタリア語と同じく 男性名詞はiつけると複数になるelev→elevi

ブカレスト・・・アルバニア語で「喜楽の都」 バルカン・・・トルコ語で「山地」 かなり混ざってる バルカンの民族は羊飼いで 国境なく移動してた 互いの母語の言語構造こえて無理やりコミュニケーションしてたら 「定冠詞の後置」「接続法の多用」とかの特徴を共有していった それぞれの言語は結構かけ離れてるのに (フランス語でいうと 「私は寝たい」を「je veux dormir」じゃなくて「je veux「dorme」」って感じ なんでも接続法を使うという印象)

ルーマニアができたのは1862年 自分らでこういう名前つけるってのは よっぽどローマにたいする憧れと自負があるのか キリスト世界と異民族の境界線 ちょうどフロンティアの位置 だから戦いを重ねる度にローマ人としてのアイデンティティが強まって それも悪条件にもかかわらずラテン性を保持できた原因 ?

参考:『ルーマニアを知るための60章』 明石書店 2007  第18章
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毎日やってます 朝6時におきて 7時からやって 9時に図書館あいたら行って 個室で昼までやって 家でメシ食って 1時からまた行って 3時に休憩して 5時に家に帰ります 

家に帰ると完全夜型の友達が起きだす頃で いっしょに廊下でコーヒー飲みます それで一日だいたい終わりです 彼は始まりです 一緒に晩メシ作ることもあります 卒論のときも2人 まったく同じ生活スタイル 

スクールもと思って このまえ渋谷でやってきました  

卒業までにけっこういけそうです