2011-04-08

ゲーム理論の本『戦略的思考の技術』をよんで仕事とかんけいづけた(短い)


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『戦略的思考の技術』という経済学のゲーム理論をやさしく解説した本を読みましたが、
そこで筆者の梶井さんは、戦略的環境を「他のさまざまな人の行動と思惑がお互いの利害を決める環境」と定義していました。

その上で、ナッシュ均衡のことを説明する箇所で、
「自分の行動に対して相手は最善の策を講じてくると予想し、さらにそれに対して自分も最善をつくすことを考えよう」
という主旨のことを述べています。

言ってみれば当たり前ですが、日々、組織とそれを構成する人をどう変革するかという仕事に従事していると、
その難しさがまじ身にしみます。

そんななか「インタビューするとき」という話題で、上司からこんな話がありました。

俺はマジでこうしようとしてて、だからお前の話聴かしてくれよ!という態度。
こちらも本気の態度で、あえて刺さりにいくようなことを言わなければ、わるいけど向こうからも本音を引き出すことができないですよ。
(その「政治力を」、「明確にスキルとして身につけたい」と思った)

そんな刺さりができたとしても、一度では、相手が言っていることの半分は本音ではなく建前だろう。
模範解答言おうとしてしまうだろう向こうも。そんなとき、「半分は本音とは思えないな」と、仮面をかぶってさらにグサリといけるか?
相手が言葉に詰まったら、他の人に「お前はどうおもう?」と聞いたりし、周り巻き込んで何らか意見を言える雰囲気を作れるか?
(コンサルタントと何人かつきあったが、岡目八目的にそれができるのが彼らの強み)

つまり「こんな聞き方したら、相手はどうおもうかの想定のもと、あらゆる手段で相手から本音を引き出せること」
これができなければスタッフではない。

ちなみにその上司の話し方は非常に説得力がある。それは威厳から生じるものなのかなー。
私としては「熱をもつこと」「言葉を正確に扱うこと」を身につけたいです。