2010-11-17

プラットフォームビジネスにかんする論文をよんだ

ちょっと前に特許戦略の事でインテルが気になったのですが、その続きとなる論文を「ものづくり経営研究センター」というところにはっけんしたので、よみました。まじおもしろいです。
独禁法緩和と知的財産の強化をたんとして、コンソーシアムを使った新しい標準化(コンセンサススタンダード)のしくみをとてもうまく使って、「プラットフォームビジネス」をやっている企業の紹介がされています。
製品アーキテクチャの全体を知っていて、バリューチェーンのなかでどこおさえたら勝手にお金が入ってくる仕組みをつくれるかわかっている。自分たちがもってる技術のどの部分をだして、どこをださないのか。
このまえ松ちゃんが「お笑いは七並べ」と言っていたのですが、いわゆるMOTにもそういう要素があるなーと感じました。
あとになれば、すごいインサイトがあった!という話なのですが、そのときはどういうプロセスででてきたのかというのも、気になります。
以下はメモです。

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コンセンサス標準化はプラットフォームビジネスに不可欠のツールとなっている、とのこと。日本のものづくりが米国を凌駕していた頃、米国とは違って「独禁法が緩やかでコンソーシアム形成の弊害となっていない日本」というのが発見され、アメリカもそれに習った。最初の目的は、要素技術の共同開発だった。しかし結果として革命的だったのは「コンセンサス標準」をつくりだすことができるようになったことだった。

産業標準には3つある
●市場取引を通じて標準が形成されるデファクト標準
●政府が特別に認めた標準化団体によって規定されるデジュリ標準
●コンソーシアムでの標準化(←独禁法緩和によって可能となった。プラットフォームビジネスを行う上では必須の戦略ツール)


新しい独禁法の運用では「どのような企業でもコンソーシアムに参加できる、成果物はすべての企業に公開しなければならない」とするなら、それはカルテルではないからOKとなった。→コンソーシアム標準化の登場

コンセンサス標準は非情に柔軟性が高い。例えば、柔軟に連合するメンバーを決めることが出来る技術の市場導入前に標準規格を策定する事も出来るし、従来市場取引されていなかった領域を標準化対象領域にして市場取引可能にする事も出来る。→先の先の絵がみえていれば、気付いていない他の企業を巻き込んで、自分が有利な方向にもっていける

「規格情報を誰に対しても公開しなくてはいけない」や「コンソーシアムへの参加を断ることが出来ない」などの制限
→企業の競争戦略とは関係の無いものとして扱われてきた(とりわけ日本企業)コンセンサス標準は極めて実は戦略的な道具であり、産業進化の方向を決めたり、自社に有利な産業構造を創り出したりする事に利用されているそういう研究成果が近年たくさんでてきている。

参加企業間でコンセンサス(合意)さえ形成できれば、技術が完成していなくても(技術が市場導入される前ですら)、当該領域を標準化対象領域とすることが出来る。 参加企業間で合意できるように、初期メンバー(コンソーシアム設立メンバー)を恣意的に決めるのである。
→先の先の絵がみえていれば、気付いていない他の企業を巻き込んで、自分が有利な方向にもっていける。

インテルの例1992 年に同社が初めてコンソーシアムを主導して、パソコンの標準規格(PCI バス)を策定した
→その後は知っての通り、PCは完全モジュール化した。これはちょおおおお先まで見通した作戦だったのか…

いっぽう、プラットフォーム(CPU とチップセット)内部のインターフェースに関しては、独自インターフェースであり、全く標準規格化されていない。モジュール化で価格下落のなかにあってもCPUの価格だけは下落しない。高くても皆それを使わざるを得ないため、常に粗利50%以上。

オープン化した部分は、技術伝播が一瞬で行われ、モジュール化し、コストが激烈に下がる:新興国メーカが大得意。
オープン化しない部分を担うインテル:オープン化している部分を担う企業もそこは絶対使わないといけないから、裾野が広がれば広がるほど、ただそれだけでもうかる。

製品のアーキテクチャ全体を知っている必要がある:インテルのHAL研究所は従来の基礎研究やってるところではなく「アンディ・グローブのおもちゃ箱」と言われたような場所。そこでパソコン全体のことをいろいろやっているなかで、プラットフォームビジネスのアイデアが出てきたらしい。それは財務出身者のオッティリーニというひとが考えたらしい。

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旧来の製造業と、プラットフォームビジネスしようとしている企業の、技術伝播のさせかたの違いと戦略的な考え方:あとで纏める

以上です

2010-11-05

ECDみた

きのうECDとイリシットツボイを初めてみました。むかし、ECDVDのなかで見てしまった『失点インザパーク』で書かれてるところからいろいろあって今ってのが、偶然植本一子のブログ最初のほうからずっとみてたこととか、自分の記憶とあいまって思い返されました。ECDはいま50歳。ジャズには70オーバーの人だってたくさんいますが、ECDが目の前でこういう内容のラップしているって姿が、とても深く胸に刻まれた一日でした。

2010-10-31

知財立国のジレンマ という論文よんだ

知財立国のジレンマとは「研究開発に巨額投資し、大量の特許を取得しているが、結果としてイノベーションに結びついていないこと」

なぜこういうことが起きるのかの説明、また、そういう状況を価値につなげた例を紹介している論文。そしてそこには新しい知財マネジメントが存在していることを述べている論文。

少し前に、兵庫県立大の立本准教授の講演を聞き、プラットフォーム戦略て何?ということに興味をもちました。最近になってまた調べていたら、知的資産経営総括寄付講座という団体が東大の中にあり、ディスカッションペーパーもあったのでひとつ読んでみましたが、これ、おもしろかった!
モジュラー型・インテグラル型ってのはよく言われますが、「オープン化されてしまう、すると参入障壁も下がり、コストもどんどん下がってしまう」という状況を逆に価値につなげる知財マネジメントを編み出したインテルのオッティリーニは天才だと思いました。
もうすこしインテルとGSM規格のケーススタディをやってみたいです。

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製品アーキテクチャにはインテグラル型とモジュラー型がある。
モジュラー型が進行した結果、知財立国のジレンマが登場することになった
(例:エレクトロニクス業界)
インテグラル型においてインテグラルされる技術体系は、キャッチアップしてくる企業にとって非常に高い参入障壁となっていた。
インテグラル型製品アーキテクチャでは、モジュラー型の入り込むすきがないから、特許の質と量を誇った企業が勝ち続ける。
モジュラー型:国際標準化される→一瞬のうちに技術伝播→製造コストとか安いから日本企業勝てない

特許のクロスライセンス・パテントプール:コスト安くなる、業界みんなで参入障壁つくれる
部品や材料:知財を独占しやすい
DVDのようなもの:数千にわたる特許で構成されるので、位置企業で全てを独占するのはむり
→クロスライセンス必要→国際標準化される→モジュラー型となる→製品設計・調達・生技・生産コストが激減する→参入障壁低くなる→いろんな企業が入り乱れる→コスト高いと勝てない。

特許をもっていなくてもお金を払えば活用できる。ちょっとお金はかかるけど、それでも他のところのコスト(売上高間接費)が低いから、利益は出る。特許をたくさん持っていても、持ってない会社とあまりトータルコストが変わらない。もしくは負けてしまう状況:知財立国のジレンマ

特許にお金を払わないといけない新興国の新規参入企業でも、知財コストの総額を工場出荷価格を10%以下におさえることができれば、他のところのコストが低いからトータルコストで優位に立てるらしい。

売上高間接費を小さくする仕組み
①ボリュームゾーンに集中②ユーザによって品質を変える③基礎研究をしない
資金は研究でなく④SCM確立⑤ブランド力(マーケティング・デザイン・広告)による価格維持
につかう

コモディティー化するタイミングで市場参入する(先駆者が有利だった事実はない)(持続的イノベーションについてのクリステンセンの指摘と同じ)
サムスンLGは国際標準化された瞬間に市場参入できるぐらいの技術力は持った。てことで日本企業が製品イノベーションや国際標準化を主導したところで、とくに意味はない。すぐに成績では抜かれてしまう。

オープンな国際企業間分業、そのサプライチェーンの特定セグメントで知財(技術の改版権)を独占する。その部分の技術は完全ブラックボックス化して公開しない。ほかは徹底的にオープンにする。そのチェーンを利用するやつはぜったいその独占された知財に対してお金を払わないといけない。独占した部分を絶対守るために凄いお金かける(訴訟・契約など)→絶対儲かる仕組み
例:マイクロソフト インテル シスコ 携帯GSM規格 
失敗例:IBM

デファクトスタンダードではなく、「コンセンサススタンダード」ていうやつをつかって、規格の内容をすべてオープンにしてしまう。

オープン標準化の世界では付加価値が基幹部品に集中するという研究結果
(基幹部品のコストをさげるために積極的に外部に作らせるというようなことはしていないか)

独占したセグメントには、クロスライセンスを絶対採用しない
オープン化モジュラー型経営環境の中に、局所的にクローズドインテグラルが埋め込まれている

リバースエンジニアリングをみとめない?について調べる

「プラットフォーム戦略」てのとも多分に関係している
インテルとGSM規格のケーススタディは、別でまとめる 

とりあえず、インテルでこの天才的な仕組を考え出したのはオッティリーニていう人(アンディーグローブが社長だったときに財務のトップだった人?)

どうやって、その仕組みを他の会社に最初に納得させるのか?が疑問
→みんな頭わるくて分かっていない段階で、先に気づいて、だまして納得させる感じ?
(たとえばGSM規格をどうして中国はうけいれたのか?)


以上です

2010-10-17

『イノベーションのジレンマ』よんだ

クリステンセン『イノベーションのジレンマ』The Innovator's Dilemmaを読みましたので、そのメモをただ記します。かなり、おもしろい本でした。
ほんと、あてはまるなーーとおもいながら読みました。
破壊的技術採用の場合、かなりわかんない中で進んでいくことになるが、そのときどうすんの?ということに関して、実際にプロジェクトを動かすひとの立場としてはこうするのがいいのでは、という示唆も文中ありましたが、それは組織をどうデザインするかにもつながっているということで、自分にもゆくゆくなにかためになるかもしれないと思いました。

以上です


以下はメモ以上のものではないです
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イノベーションのジレンマとは「企業が主流市場でリーダーになるための経営慣行そのものが、破壊的技術によってもたらされる機会を失う原因となる」こと

第一部:持続的技術・破壊的技術・イノベータのジレンマとは何かを説明

低価格、低技術。誰も優良企業は目を向けない技術。
破壊的イノベーション:既存技術の組み合わせ・低性能・低価格
破壊的技術を採用するという決定が遅れてしまう(優良企業であればあるほど)
大きい市場(主流市場)で成功している企業が、現在の自らの市場を分析すれば、破壊的技術に手を出すべきではないという結論が導かれる
(鉄鋼・切削機械・ディスクドライブ)
破壊的技術を採用する企業は、優良大企業が目をむけない、捨てたいと思っている市場で大きなシェアを占める。そしてだんだん、上位の市場に移行してくる。
大企業はだんだんと上に追い詰められる。

持続的イノベーション市場:ニーズも、顧客もいる。「顧客の声」を聞いてよくなるのは、持続的イノベーションの場合。

競争のさなかで破壊的技術を扱うときにジレンマとなるのは、持続的イノベーションを続けている現在の企業内に何も悪いところが見当たらないこと。
破壊的技術を採用するより、今の市場を攻めたほうが増益のチャンスが大きい、という状況。

優れた資源配分システム(=社内の判断プロセス)は収益性や受容性の高い大規模な市場を見いだせそうにないアイデアを排除するように出来ている。
しょうがない。それがなければ、そもそも企業として存続しない。しかしそうじゃない方向にいくのが破壊的イノベーション。
だけど、優秀なプロセスは、そうじゃない方向にはいくのを排除する。結果、巨大な機会損失となってしまう。
=イノベータのジレンマ


第二部:じゃあどうすんの?
最初の部分に要約が書いてある

主流市場の競争力を保ちながら破壊的技術を的確に追求することは不可能(4章の理由で)
組織を独立させることが必要
破壊的技術を追求する独立した組織が元の組織を食いつぶす。でもそれやんないとそもそも下から来る
(HPのインクジェットプリンタ)

薄膜ヘッドの導入事例。先駆者だった起業が、フォロワーより有利だったことを示す事実は存在しない。先駆者が大幅にシェア拡大していない。
先陣を切った学習効果でリードを活かし他社より高い技術レベエルを達成した様子もない(図による説明)
→これは持続的技術の場合。破壊的技術の場合は、真っ先に飛び込んで規模を出した起業が大勝ちする
経営はアートに近いというのは、例えば合理的に考えを重ねると参入する根拠が見つからない。はしごの上に上がってしまったあとに、下に降りるには。
飛ぶこと。insight。無根拠な確信。
小さい会社の場合、そこに飛び込んで小さな成果を出すと、数字自体は小さくても会社の伸び率は高いが、大企業になるとその程度の数字では失敗とみなされる。
だから別の価値観の小組織を独立させないといけない。破壊的技術を採用して出した数字が意味を持つような組織。最初は大企業はそこに目もくれない。
それがだんだん上位市場に食い込んでいく。

破壊的技術の用途:しりえない、発見するところからのスタート。agnostic marketing。
例:ホンダのスーパーカブ。ソニーのトランジスタラジオ。

一定の成長率をあげ続けたいという思惑。すると次第に下位市場にとどまれなくなる。
小さい組織:小規模市場を受け入れられる価値基準がある。低い利益率に耐えられるコスト構造を持つ。
232:新しい価値基準を導入するためにどうするか
236:新しい境界線をつくる

性能の供給過剰の意味:商品ライフサイクルが次の段階へ移るサイン
単に3.5インチが8インチ、5.25インチと同レベルのスペック、コストになったから各社一気に採用したのではない。むしろまだ3.5インチの方がコスト高かった。
これが意味するのは、容量に対する需要が飽和状態になるとまだ市場の需要を満たしていない他の性能指標が重要視されたことを意味する(この場合は大きさ)。
すべての需要が飽和したら、市場がコスト以外の何も重要視しなくなる。
機能→信頼性→利便性→コスト。

以後、まとめのページをコピーする。

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2010-10-16

「NAVERまとめ リニューアル まとめた人に報酬」てのはおっと思った

まず、佐々木俊尚の講演をききにいったときの発言メモを記します
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電子書籍の状況

京極夏彦はアドビの組版ソフト使って書いている。自分で作り、自分で出版できる。
もうすべて中抜きして金を取れる。破壊的。
凸版、朝日、KDDI、SONYで組む。なし崩し的に始まっている。
「本のコンテンツ」というものが新しくなっている。インタラクティブに。飛び出す絵本とか作れる。
写真クリックするとさらに情報に飛べるとか、雑誌のアプリケーション化。しかしこれは雑誌の本質そのもの。
日本ではしかしほとんどが単なる雑誌のPDFという状況。
リクルートのじゃらんはapp.としておもしろい。
雑誌というものはそもそもウェブ的。自分がいいところだけ見る。リンクを見て他のところに行く。
ハイパーリンク化、インタラクティブ化と雑誌の親和性は高い。
一方、小説はそうじゃない。シーケンシャル。
コンテンツを何で読むのか、媒体の変化は歴史上何回か起こってきた。
粘土板、竹、パピルス、羊皮紙、紙。
紙がずっとだったけど、今変化している。
変化していないのは流通システム。昔は写本(修道院や図書館)
自分のアイデアがオリジナルなものかどうか、知り得無かった。
グーテンベルク後、「知」のアンビエント化が起きた。
イスラム文化によってバックアップが取られた。ギリシャ文化はクラッシュした。
後にヨーロッパ人がそのデータを再発見し、復元した。ルネサンス。
聖書が誰でも読めるようになった。教会が中抜きされた。宗教改革。
政治の内容が文章で残されるようになり、適当にできなくなった。保険制度崩壊。絶対王政。民主主義。
印刷制度、500年ぶりの二度目の変化。電子物流。

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電子書籍と情報のキュレーティングについて

コストがゼロになる。したがって玉石混交になる。
今の本も昔の本も、フラットに売りだされる。絶版とか必要ない。
どうやって良い本を抽出するのかが問題になる。
また、自分がなぜその本を読むのかの背景、コンテキスト的な読み方、がフォーカスされる。
「いま〇〇なひとがよむべき五冊の本」みたいな紹介のされ方。
コンテキストを用意してくれると、その本の見え方が変わる。
共有もして、理解を深められる。(山形浩生さんの書評とか)
マスメディアの情報の流し方:大河的。大きい川みたいに大量に均一なやつをながして、受け手は魚みたいに口を開けて一様に接種するだけ
細かい情報はマスメディアが本質的にマスである以上担いきれない
湿地帯的情報:小さなビオトープがたくさん並立している。何か他のところから、水が流れこんでもいる。
広告クライアントどこに情報流せばいいのか、混乱している。情報の流れかたまだ把握出来ていない。
情報は個人を軸として流れる。マスメディアの情報大雑把すぎて面白くない。
今は皆、あるものに詳しい〇〇さんのblog、〇〇さんのtwitterというように、リストアップしている。そしてそれをフォローするだけで必要十分を満たす。
個人発の情報は玉石混交かつ超大量。一次情報の中からイイヤツだけ拾い上げるのは事実上不可能。
だけど、「誰が発している情報か」で説得性、納得性が高まる。
情報自体はわかんないが、人の評価は確立する。そういう人をみつけてフォローしている
ソーシャルメディアの根本
人を軸にして情報が流れる
自分が信頼している人が流す情報
食べログでも、この人が評価するなら信用できる。というような仕方で情報を収集する。
世界中にある〇〇。それを独自の視点で評価し、提示する。
コンテクストをつけて、見え方をつくる。キュレーション。
(大量にならんでいるわけではないのに、非常に良いレコード屋を思い浮かべる)
情報量超大量になっているだけにcontents is not the king, but curating
どんな圏域の人か、自分で見つけてきてフォローする。
でもビオトープがたくさんありすぎて、価値観が違う:サイバーカスケード。
オープンなコミュニティでは批判も多い、それによって最適化される。
→インターネットは正義が勝つという信念
curationは言ってみれば個人のバイアス。例えば佐々木俊尚という人間のバイアス、立ち位置を折り込み済にして、情報をとる。
そうしたいと他の人が思ってくれるかどうか。
ビジネスとしてcuratingがなりたつかわからない。
(書評をするαブロガーというところからいろいろなビジネスに進んでいっている池田信夫 というのはいる)
(また、良いレコード屋を想起)

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しかし、つい最近naverまとめサイトから、良いまとめをした人にお金をだす意向だということが発表された
「目指せ“1億総キュレーター” 「NAVERまとめ」リニューアル、まとめた人に報酬も」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1010/15/news035.html


自分も、ひとつぐらいこういう分野をもちたい、と思います。
以上です

2010-09-19

先週の会議の感想

先週末は短い時間ではあるが、経営トップと一対一で意見交換する機会を得た。

いま、自分が報告をしてるのと同じようなものが、毎日、世界中から数々上がってくるが、それに対し、自分の後ろには誰もいないという状況で判断をし続けなければならない。それは凄いプレッシャーだと思う。ただし、その状況にいるせいで急速にいろいろなことを身につけていく。

いっぽう、個人事業主としてがんばっている先輩や友人がいるが、かれらのやっていることと上記のことと、本質は変わらない。規模の大きさや歴史に目が行きがちになるが。それは忘れないようにしようと思った。

それから、組織改革においても、大組織の中に小さい事業体(機能別ではないやつ)を作り事業部社長にもじどおり「経営」をしてもらう。事業の損益責任を負った個人事業主としてSBUを運営してもらう。エリートはエリートというレッテルを貼られた瞬間からそのように振舞うようになる。それによって急速にいろんなことをできるようになってもらう。そこまで徹底して変えきることができたら良いと思った。これはやってみたいことだ。

なにしろ、そんなにいつもあることではないので、いろいろ覚えておこう。

以上のようなことを考えました。

2010-08-12

KYOTO CAMP 2:坂口恭平『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』をよんで考えたこと

瀬戸内国際芸術祭で豊島という島に行き「藤島八十郎をつくる」という作品を見た。

築数十年のボロボロの廃屋が「藤島八十郎という絵本作家をめざす男の家」という設定で改造されている。中には旅、芸術、建築などの本がぎっしり並んでいる。中南米、ジャズ、自然をつかった芸術、などが好きな模様。また、土間になった作業場の壁には超大量の工具が整然とかけられている。八十郎は必要な物をじぶんでつくる、セルフビルドをしているらしい。二階にはテントが張ってある。庭で野菜を育てている。台所にはいつも使っている感じの自家製調味料のビン、お茶の缶などが置いてある。冷蔵庫には飲み物が入っており、八十郎にお代をはらえば飲んでよい。実際に飲んだ。八十郎の家にお邪魔する感じで、本も読んだ。

島にずっと昔からある家を作品にするというのには、もともと家プロジェクトというのがあり、他にも今回の芸術祭でたくさんの古い家が使用され、それぞれかっこいい作品として生まれ変わっているが、それと藤島八十郎をつくるは趣を異にする感があった。

廃屋がきれいな家に改装されているわけでは全くない。ところどころ床が抜けているし隙間もあいている。だが八十郎さんが素人仕事によって彼なりの工夫を重ね、家というか「人間の巣」として見事に使っている感。石山修武さんが教えてくれたかっこいいやつと同じ方向性。予想どおり、八十郎は石山さんの図録も読み込んでいる模様。

ここに住んでいる八十郎は、島のお年寄りと直接触れ合うため移り住んできた。芸術家の想像力が及びもしないほど豊かな経験をもつ彼ら彼女らの体験をもとに絵本をつくるのが、彼の目指すところらしい。意図的に、移民になろうとしている。今福龍太の本が端の方に置いてあったが、言いたいことは、そういうことであると思う。

実は、それは半分本当の話で、作家さんの片方が本当に住民票をこの藤島八十郎の家に移し、この島で、島のお年寄りの話をききながら物語を書いていくという。それを八十郎の作品として蓄積していくという。芸術祭が終わったあともこの島で八十郎をつくっていくという。彼は八十郎をつくる三十郎として意図的に移民になろうとしていた。


その前日、犬島では「維新派」という舞台を見た。そんときはあんま強く意識できなかったが、東アジアに浮かぶ島々の近代化の歴史において、意図的に移民になろうとしてきた人々がいた。複数の時間が同時に存在する劇中繰り返される「そこはいつですか」という問いかけによって、知らず知らずのうちに「じゃあ自分はいまどこにいるの」を考えさせられ、考えてみると「島々の近代化の成れの果て、かつて栄えた銅精錬所の巨大な廃墟の前で、2010年、島々とそこに渡った意図的な移民の歴史を見ている」という結論に至る。


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石川直樹の本にクモや気球を引き合いに出し「ふとしたことによって、あらゆる土地や考えから自分を 離陸 させることができる」と書いてある部分がある。灼熱のなか島をめぐったこと。後輩の結婚式。何も変わらないラーメン定食。京都に住んでいること。

2010-08-10

KYOTO CAMP 1:ハーバードビジネスレビューをよんでみた

Harvard Business Review - "Choosing Strategies for Change" by John P. Kotter and Leonald A. Schlesingerをよんだ。

●1979に出た論文だが、その時から今でも変わっていないことは「いつも変わらないといけないということ」という注釈からスタートする。

●ある程度、現状認識とプランの方向性が見えている段階の話で、実行にあたって抵抗者がでてくるが、どうすんの?ということについて書かれている論文と理解した。

●「抵抗の原因の型」「それへの対処」「改革すすめるときにどうやるかと、すすめるときに変数として影響してくる事項」をあげて、戦略の失敗を戦術で補うのはむりだから、最初にちゃんと練り上げようという結び

【抵抗の原因の型】
1.個人の目先の利害が全体の利害に一致していない場合、その人は政治的行動に出ることがある
2.たんに利害だけで抵抗するわけではない。変えようとする方と、変えられる方に信頼関係がない場合、改革の意味を悪く取られ、抵抗勢力となる
3.変える方の「現状認識から変化への見積り」と変えられる方のそれがけっこう違う、ということを見逃してしまう。だから「現状はこう」「だからこう変える」というシナリオが現場から見て的外れになり、結果として抵抗をうむ
4.変化を受け入れられないことがある:頭では分かっていても感情的に無理。機構改革の結果重要なポジションに就いて、やらなきゃって意識はあるんだけど、結果として大変になるし…内心いやだーとおもっていると、無意識のうちに抵抗行動をとりはじめる

【まとめ】
●どんな抵抗の型なのかをきちんと見積もることができたら、処方箋もそれに合ったものにできる

【抵抗者に対処するには】
「説明する」:
両者に信頼関係がないと受け入れられない。聞いた人が内容を信じていない。とりわけ多くの人が対象となる場合。これを見過ごしてしまいがち。
「プラン作りに巻き込む」:
抵抗者となりそうな人をあらかじめ巻き込んでプランの策定からやるってのは良いが、いろんな人が入ってくるので時間がかかる。納期に対して間に合うのかという問題と、じっくり検討しないと穴だらけのシナリオになってしまうのではないかというジレンマ
「フォローアップする(教育とかファシリテーション)」:
新しい環境にアジャストできない人の相談員をもうけた。新手法の定着のため、教育、研修を充実させた…などの例を紹介。しかし時間をかけて、お金をかけて、それでも定着しないかもしれない、というのは基本的にある。自分で色々できるタフな経営者ほど、抵抗の根にあるおそれ、心配といった普通の感情を見逃してしまう。
「インセンティブを提示する」:
給料上げるとか。別に一緒になりたくはないが、その抵抗者の是認を得るために、彼らを重要なポジションにつけたり、金を与えたりする。
「強制する」:
スピードが要求されるとき、これを使わざるを得ない。抵抗を覚悟。

【まとめ】
●うえのやりかたどれかいっこではなくて、慎重にやるべき時によいくみあわせで用いる。
●バラバラでシナリオ感がなく、あれもこれもの欲張りプランはだめ

【さいごに振り返り:改革の時どんなやりかたでやる?】
①まず把握すること
●抵抗者はどこにどれだけいるか
●推進者と抵抗者の力関係は
●推進者は改革に必要な情報を十分にもっているのか
●Is the stakes low or high?

②そのうえで
●シナリオが論理一貫性あるものになってること
●少人数でやること
●抵抗者を最小化する努力をするより、抵抗者多くてものりこえるやりかたをすること

【まとめ】
②で書いた方に走り過ぎると失敗するが、でもそれと反対にやっていたら、ゴールは来ない

【最後のまとめ】
●戦略の失敗を戦術で補うのはむりだから、最初にちゃんと練り上げよう

【考えたこと】
集団の「意識」「士気」という一見とらえどころのない事象を、抵抗の原因という視点で類型化し、それへの対応という形で論理的に分析している。現実で似たような状況になったとき、いろいろ考えて対処をしているが、上記のような大きなフレームを頭に入れてやってるのとそうでないのでは、違うと思った。とりわけ、私個人の説得力という点で、知識として蓄積してあることは重要とおもった。

以上です

2010-07-21

教科書的な本をいろいろ紹介してもらったので紹介します

英語で「良い」を段階的に表現すると、good < excellent < 'classic'。つまり英語のclassicの訳語としての古典てのは別に古いわけではなく時間を超えて名作でありつづける作品を指すとのことです。人間発電所的な。

今週から隣の席にMBAホルダーかつPh.Dコース在籍中のかたがいらっしゃり、いろいろと勉強になりすぎています。新書とか自己啓発書みたいのではなく、ガリ勉スタイルで読むべき基礎的な文献を紹介してくれました。


製品には設計情報が転写されるという考え方 東京大学ものづくり研究科 藤本教授

マネジャーの仕事組織行動の考え方―ひとを活かし組織力を高める9つのキーコンセプト (一橋ビジネスレビューブックス)




Front Cover











Front Cover2つは、画像クリックしたらgoogle booksでよめます。
google booksっていいっすね!

























てことで、基礎的なところから積み上げをしたいと思っています。以上です。

2010-07-15

前回のエントリをうけての業務報告

今日はけっこう重い内容のプレゼンがあった。部署のみんなで練り上げた企画を持っていったが、ちゃぶ台をひっくりがえす感じで、振り出しに戻る。おわって帰る前に先輩からひっくりがえされてどう思ったとの質問。

時間かけて作って持っていって、全部だめって言われて、全部つくり直してもっていったらまたダメ×10ぐらい。を今までなんかいも経験してきた。では何回やったらいいのか、あの人たちいついいっていうわけ???と思いましたか。そうではないと思うんですよ。やることはまたふりだしにもどっているのですけど、0点にもどったのではなくて、これでおそらく5点ぐらい進んだなといつも感じるんですよ。

考えたこと
1.前回のエントリで考えていたことがあって、先輩が言ってることと全く同じと思った。2.学生のときアウトプットを教官にもっていって指導を受けていた頃を思い出した。教授はとても論理的でまじ厳しかった。それに対しあの頃の自分はその時はすごい頑張ってるつもりだったが、いま思うとまったく甘かったと感じた。なぜだ、金がかかってなかったから?本気度ひくし。次うごくまでの速さ、納期設定、ものともせずやる感じ…など。人間レベル低い。きょう先輩見ていてそう思った。3.ゼミで教授がよくしていたすごく激しい話し合いによって、何も言わない人間はその場に存在しないと同じ、言葉に出来ない思考はそこに存在していないと同じ、と深く思わされた。はずであった。どんな場面でもアウトプットによってのみ評価される。
以上です

2010-06-28

石井淳蔵『マーケティングの神話』をよんで考えたことをメモします

石井淳蔵『マーケティングの神話』という本をよんで、かなり単純化して以下のことを考えました。

なぜ広告の開発が、モノと同じように進まないのか?
2つのプロセスが異質だから。

①モノは、論理実証主義型の開発プロセス
経験からの帰納、公理からの演繹→仮説の構築(コンセプト・ターゲットetc.)
→妥当性の検証→適用、もしくは帰納に戻り、仮説の再構築。
(帰納や演繹で仮説を構築するところの推論は、とてもしっかりしているイメージ)

②広告は、意味了解型の開発プロセス
多面的情報収集→コンセプトなどの構成→多面的情報の再解釈→再再構成や情報収集へ。

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家電だってモノだけど①だとはいいきれるわけがない!それはまあいいです。
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例えばイベントを企画するとき、①、②のどちらかというと、②の要素が沢山ある。
・家電の場合は目標値を数値でだせる(〇〇性能◯%UPとか)。一方イベントのばあい、単純に目標値を数値に置き換えられない。
・何を以て良いアウトプットなのか?を明確にしづらい、そのまま開発がスタートする。それで②をやる感じに流れていく。確かに!
・アウトプットのあるべき姿が明確になることはないまま開発のステップが進む。したがって、ステップはなんども手戻りしたり、進むときも論理的ではなかったりする。
・コンセプト決めるために多面的な情報収集がされる。多面的=焦点を定めた情報収集とはならない。何がいいのかわからないので、とりあえず多面的にやる。一見関係ないようなことが決定的になる可能性もある。
・脈絡の無いデータの断片からコンセプトが「構成される」
・どこまで進んでも、ゴールやそれにいたらしめる要素は何が望ましいのかについて、基準が曖昧。だから、決まりかけても批判されて最初からやり直し、てことが多々ある。またやり直しに反対するにも、定量的な反対根拠があるわけではない。
・なぜあるコンセプトが選ばれるのかについて、論理的、または定量的な説明をすることが難しい。そのため、企画段階では多種多様な意見がでてくる。それらの調整に時間と労力をすごく使う。議論には決め手がなく、出口のない議論が果てしなく続いてしまう。
・定性情報からコンセプトを構成するにあたり、その信頼性をたかめるために定量情報が用いられるが、それが最終決定できるほど強いなものになるわけでもない。
・多面的情報収集→コンセプト、属性の構成→多面的情報の再解釈→再構成、また情報収集。…つまり②では①みたいに「仮説・検証をしているわけではない」。①のプロセスが通用してない。

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考えたこと
イベントのような製品を開発するには、単純な仮説と検証のやりかたにはめればいいと考えるのはやめたほうがいい気がする。では②のほうにいったからといって、上のような問題がたくさんあってどうしたらいいの?となるが、ここはハラをくくって時間と労力かかるのを覚悟して「情報収集」「コンセプトの構成」「情報の再解釈」「なんどもやりなおし」を多面的に入念にやる。そしたらアウトプットの精度を高めることはできる。
と思うので、そう信じて行動する。


以上です。

2010-06-20

佐々木俊尚さんの講演をきいて思い出したことをメモします



自分があいたいしているものと、他のものとの関係を知覚する。何かのコンテクストを読み込んでいるとき、それがアスペクトとして本人の目の前に浮かんでくる。アスペクト視。とウィトゲンシュタインの本を読んでいて理解した。それをさせてくれるような情報の提示。キュレーション。膨大すぎてそれ自体ではフラットになっている情報群をある大きな見えのもとで提示してくれるような人。キュレーター。

見えがある場合とない場合、違う見えのもとで接している場合、振舞いの微妙な陰影に違いが出てくる。どんな大きな見えのもとにいるかで、行動が少しずつ異なってくる。

ただ多いだけじゃなくて良いレコード屋にいくと感じる感じ。池田信夫の一連の書評を発見した時の感じ。いろんな小さい水たまりごとに見えを提供するひとがいて、自分の好みの提供者をフォローする。この分野ではこの人。この分野ではこの人。

お金を使うときになるべく、この人に払いたいと思える人からサービスを受けたり、モノを売ってもらったりしたい。そういう時にはあまりお金を惜しまないようにしよう。この人がやってることは信頼できる。というやつを増やす。

新聞だと、自分の興味に対してすごくおおざっぱなことしか書いてないなーとかんじてしまう。いまはいろいろ細分化しているので。「マスメディア」なのだから細かい興味にすべて細かく対応する情報流すのは、そもそも無理か。ただし「今日の日経新聞にはこんな記事がありましたねえ」て会話がビジネス上必要になる場面がまだまだあるから、廃れるわけではないと思う。日経なんてしらねーよとは、まだなかなか言えないと思う。いやだなあ。

活版印刷ができて一番変わったのは物流システムという話が面白かった。以前は写本。以後は印刷で大量に出回る。昔は読みたければ、少数しかない写本をもとめて修道院とかに旅をした。15C以後は活字の本となったイスラムの知が流入し再発見された。それでルネサンス起きた。少数しかない聖書を読むことができた聖職者が神の言葉を民衆に伝える役割を独占していた。が聖書みんな読めるようになって、教会が中抜きされる事態が起きた。そっから宗教改革起きた。

やること:
自分に入ってくる情報の流れをよいかんじに整理、限定する。
それで何を考えたのか、アウトプットする。      

以上です


2010-05-21

ジョブスの古い本をよんだらすごくおもしろかった


経営コンサルタントの三枝匡さんの本に、ロジックだけじゃない熱い人物が組織を引っ張っていくめっちゃおもしろい小説ふうのやつがあります。さいきんその「熱い」ってのの理解が、ひとつ深まったような気がしています。

1年間おせわになった上司をみていて、チームを本当の意味で引っ張っていけるのは異常に「執念深い人」なのではないかと感じるようになってきていました。

そんな折、偶然手に入れてなんとなくよんでたこの古本
がじつは「「はんぱなく執念深い人の非常に極端な例」をエピソード付きで紹介する本」であったのでした。いろいろと偶然が重なります。


そして私は今週から新しい部署へ異動となりました。1年はたらいて、また新チームの立ち上げメンバーとなりました。

コンサルティングって4つぐらいの段階があるのかなとおもっています。
(現状把握・導入準備・実行・定着) 今週から3番目をやるチームにいきます。

むかし、コンサルタントから「コンサル自身は実行者ではないんだなって感じることがある、あと会社の本当に深い部分にまでアクセスすることができないこともある」と言われたことがあります。それを聞いてなんとなく事業会社で働こうかなとおもいました。

それでいま少人数の実行する当事者になれるのは、非常に武者震い的なものを感じます。もしかしたらすごく恵まれた環境なのかもしれません。

なにかを実行をしていくにあたっては、一番重要なのは「執念」という粘着質の言葉であるといまおもっています。自分の状態ふくめ、現状には満足できていません。ブルーハーブはまだ、聞いています。

バスの中でなくしてしまった三枝さんの本をまた買ってこようとおもいます。
できたらみんなと会って話して、棚卸し作業をもっとすすめたいです。






2010-03-15

ともだちが雑誌で大紹介されてるから告知しとくか

つくばでイチゴ農家をしているこつじ君,わたしの大学の同級生です.つくばのライフスタイルを紹介する雑誌,『つくばスタイル』の新刊に彼がグラビアで載っているので,みてください.みろ! まあ関西ではうってないだろうけども. vol.4のとき,カメラアシスタントのバイトの話が入ってきて,明和電気社長と一緒に筑波山に登ったり,二人で話をさせてもらったりしたこともあります.なつかしい.

http://www.sideriver.com/ec/products/detail.php?product_id=13797

イチゴ狩りもやっています.今週末いこうかなーとおもってます.これ,いったほうがいいですよ.このイチゴが植えられている部分を作るとき,土をはこびまくったのが,もう2年前になるのか.こんどから職歴には「学生時代からベンチャー農家にて新規事業立ち上げに関わる(ビニールハウス立ち上げ)」とかかこう.うそ.
http://tsukubanefarm.jugem.jp/

てことで!

2010-03-03

すこしまえまでジャズのバンドやってた音をはっただけです

このページがあるのわすれていたので貼ります.とりきめをあまりしないでやってるのですが,じこまんですがいろいろたのしくできていたかなー.2曲めは7分40ぐらいで,もうここでおわりですとドラムがやったら,無視してサックスがぶりぶりしはじめて,おおっととと一瞬できょくにもどる,その間コンマ5秒ぐらい?なのに時間をめっちゃ長く感じる.そういうのができた時楽しいです.3曲めはむだに感動的になっております. おとでかくしてきいてみてね.

しこうが毎日グラスパーをコピーしているから,わたしもすこしずつ好きなヒップホップのベースラインを身につけていくぞ!とおもいました.ジャズとヒップホップがすきなのです. 何事も継続は力なりっておもうんですよ.

2010-02-22

写真を3まい貼っただけです

フレーム細タイヤ細・シフトレバーがフレームしたのとこについてる・古いけどまあまあ速い・せいぜい¥10000位・を満たすチャリないものか…となやみくるしんでいたらいたらすぐ近くにあったっ

JAPONICAってレコやでマイケルのポスターかったとき,店の兄ちゃんがなかなかいいひとだった.だからmuro とmitsu the beatsのCDをここからかってみた.この一連の流れで,アマゾン様とitunes music storeにはない要素ってなに?

DJ SHINYAてなまえでON-PA!てやつでていて,つくばの輩(1. 2.)ともつながりそうだ.mixきける.これはすきな音楽いっしょだな.歳同じらしいからこんどみにいってみよう.

以上っす

2010-02-15

さいきん読んだ本のimageをはりつけただけです


本もっとよみたいから,もっと安ければいいのに.
それにつきます.安ければ2冊買えるのです.
電子書籍が世間をにぎわせるけれど僕らはあえて「本」にこだわるというのは…
あまりそういう姿勢には賛成できないな,
よくみるブログに紹介されてた図書館の問題てやつに共感するので,完全に反対じゃないけど.






2010-02-07

ミュウミュウを着た悪魔 をひさしぶりに思い出した

ちょっと前にmax tundraというひとが水戸にきますてしらせがあったのですけど これ日本招聘と企画をやっていたのが 「ヒゲの未亡人」だといま知って衝撃をうけています あのヒゲみぼが! 

ヒゲの未亡人 略してヒゲみぼをみたのは2007年暮れのことでしたが プロの芸とはこういうもんだ!をみせつけられ いつも下北駅前で漫画をよんでくれる東方力丸なみにお腹いたくなって帰った思い出があります (やつの珍遊記もおもしろい…)

動画ではなかなかつたわらないけど いちおうはっときます この芸に入る前にいろいろテクを駆使した芸と話芸とがあって (ミュウミュウを着た悪魔 等) 下地がだいぶできたところでここになだれ込む感じ 生でみたらまじ ぜったいしにますよ  
http://www.youtube.com/watch?v=hgmJmQCZLOk

2010-02-02

New York Times よむのに10回目からお金とられるのやだなー

New York Timesが課金を始めた  それは前にフレッドウィルソンがいってたFinancial Timesとおなじように  月10回目からはお金とるというやりかただった

最初から有料コンテンツ 無料コンテンツをわけてしまうより  最初の10回どんなよいコンテンツもただでみれる方が トラフィックが稼げる したがって「記事おもしろいな 10回以上きてもよいな 」ておもってくれるひとがでてくる確率もあがる という理由で フレッドはこれがいいとおもうんすよ  といっている

10回以内ですべての情報しいれようと思ってしまうのですが それは少数派なんですかね   今の若い方々はもうリンクからリンクへと飛び歩くのが普通であって  タダじゃなければタダのところへいって  さくっと情報の断片を集めてきてだいたいわかったしそれで満足  新聞程度の情報ならそれでおわりのきがするのです  

ウェブには様々なおもしろい情報があるので  新聞の情報がもじどおり新聞で一番おもしろいわけではなくなてしまって  その結果 みにくるひとへって広告が離れていく問題あって  だから課金の仕組みてのはわかるんすけど  課金したら読者は他のとこにいき けっかとして広告収入も減る  てなってしまうのではないのかな    

やたらにきにしてますが  NYTに毎週アートのコラムをかいてるロバータスミスていうひとの記事よみたいなーと思っているのです  「NYTのあのコラムにとりあげられた」てのは今はけっこうな事のようで アートの商売かかわってるひとはそういうのもみていろいろ判断するんだとおもうんです  でも100万人くらいは定期購読でよんでるみたいだから  そこにのったってのが価値あると判断されるような状況は まだ変わらないか


  

 

2010-01-30

さいきんなんだか中目黒薬局です 

高校生のころ 若者の街 原宿のX LARGEにはじめていった はじの方に X LARGEではない青Tシャツが売っており 「中目黒薬局」 とかいてある 

なぜ 薬局のTシャツが… かなり気になったが お金がないのでかわなかった レジ横に 「TIGHT」という文字がめっちゃかっこよく ぐねぐねになったフライヤがおいてあり それだけとって帰った えん突つ とDJ YASはしっていたから 

たしかそのときKAZE MAGAZINE  2みて ほんきでビビった よのなかにこんな本あんのか ってかんじ それが水戸芸の展示までつづく 

大学に入ったらジャズベースをやっていたけど   BLUEHERBのDVDみてからHIPHOPまた 聞きはじめた そのころには中目黒薬局は薬局じゃなくて あとヒップホップでFAT というのは 同じ音のPHATをそうかいてるのであって PRETTY HOT AND TIGHT なのだよ ということもわかった soramiroはKAMIが代々木公園のトイレの裏に描いた あの絵だね! とかさ

これ そのときみていたTIGHT のロゴと YOUTHEROCK TWIGGY  RINOとQS仲よさそうに写ってる写真 ちょう最高 まだフライヤとってある
http://www.nakameguro.com/about/aboutnmyk/aboutnmyk.html

これ 前半日本語 後半アメリカのMIX リンクでなしにFLASH のやつは45分くらいきけるまじなける!  日本語ラップさいこう 
http://djquietstorm.wordpress.com/2009/11/15/new-dj-quietstorm-tougher-mix/

さいごから2番目のEl Michels Affairてバンド  ウータンの1stを全部生演奏でやってるアルバムだしてんだけど よくある系の音ではなくてとてもよい このアルバムみんな もってないでしょ

いまでも日比谷線のると金髪ドレッドいないか つい探している 夏はTシャツかう

2010-01-25

「定期借地」ってけっこういいシステムだ とおもった

 





古本屋で100えんのCASAブルータスをよんでいたら  「都内で憧れのケーススタディハウスにすむ」みたい広告があった てのは「定期借地」というのがありまして…という なんかなじみのある地名が冠されています

そのあと もうすぐ休刊してしまうforesightという雑誌をよんでいたら フランス大使館新築のはなしがでていて タダで新しい大使館をたてた それは定期借地をつかって! というので いっきに興味でました

旧フランス大使館の土地は 徳川家→日本国→フランス でいまフランスがもっているのだけど 「その一部を野村とかでつくってる組織に定期借地して 野村などはそこに50年までで更新できないマンションを建てる よってふつうよりは安いし広尾のいい感じのとこなので すぐ売り切れますよ そのかわり 新大使館タダでたててくれ」という契約が成立したらしい あついっすね

そういえばそんなのたてるって看板出てたなー というのは壊される旧大使館でNo Man's Landていうとても良いアートのイベントやっているからで これいいですよ 建物格好いいし 内部の家電がウェスチングハウスであったり萌えます 館内フランス人の作品でガッチリうまっている感じです タダだし 大友さんライブしたりしますし

その大友さんは最近京都によくきます without recordsの展示もやってるし KIKOEて映画もあるし 昨日は1000えんでライブするというのでいってみました

キリイシさんてしらなかったんですが フアナモリーナを世界で最初に評論した人っていってました こんど大木さんにきいてみよう ほかに 山本精一 JOJO広重 bikkeがでてきて最後に一緒にやってました 大友さんまじで歌ヘタだったな〜 だいぶ豪華で 楽しみました

ともだちのブログで住むところかえたら人もかわる とありましたが 引っ越しをしてみて 確かに生活がぐっとかわってきている気がします