2008-10-31

哲学をヘッジファンドの儲け方につかう人がいた




The Black Swanという本を手にとってみました Amazon.comでは2007の年間ベストセラーの第1位(ノンフィクション部門)だったというので
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No amount of observation of white swans can allow the inference that all swans are white, but the observation of a single black swan is sufficient to refute that conclusion

つまり どんだけ白鳥を集めてきたところで「世の中にいるswanは白だけだ」と結論する(帰納的に推論する)ことはほんとはできない(もし次に捕まるのが黒・赤・黄色だったら…その可能性が否定できないので) 

このヒュームの哲学の話とめっちゃ関係ある本 それが正規分布をもちいた確率論 経済学 金融工学への疑念へとつながっていく 根拠ないんならじゃあどうやって決定をすればいいんだろう?経済学的にも人生でも ていうことにもいろいろと言及してる

lifehack的には根拠はないけどまあそうかもね…「独断のまどろみから覚めよ」って感じか
理論として正規分布がいいのかわるいのかってことは判断できない 批判してる記事を読むとへえーって感じ (最初のおもしろかった所この人と同じ意見) 
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じゃ何でわざわざこの本よんだかというと 著者のタレブがこういう哲学のトピックをファンドのリスクヘッジにつかって巨額の利益を出してる(詳細はわかんないっす…) って知ってすごーーく興味をひかれたから 哲学は社会の役に立たない と簡単には言えないね 

(というか こんだけ失敗して金融工学ってじっさいどうなんすか?みたいに僕らみたいな一般人はつい思ってる昨今だから 「科学哲学的に金融工学を疑ってやってます」っていうと そこに金が流れ込むということなのかも だったら凄くうまいことやってるな 厳密な根拠がうんぬんというより 多数の人がどう思うかを予想するゲームだからなー そういう意味では「人は不十分な情報に基づいてあまり合理的ではない行動をする」という感じのことを言ったハイエクを賞賛しているタレブは 人の本質をうまくつかんでいるということになるのかも)

2008-10-28

cloud computing and エアコン

「二十一の時 初めて訪れた外国の地 ロンドンで とりあえず自然に始めた事は 一日が終わり手元に残った印刷物を単純にノートに貼ることだった 別に留学とか仕事とか たいそうな目的などあるわけもなく それまで東京の中華料理屋で貯めた金の残高とわけのわからぬプレッシャーのようなものがのしかかる毎日で 「今日どこへ行き 何をした」と書くに値する出来事など当然何も起こらず 淡々と印刷物の貼られたページ それが自分の一番分かりやすい一日の結果であった」― 大竹伸朗

http://b.hatena.ne.jp/PPPEEE/cloud%20computing/

2008-10-24

辞書はもうタダのやつでいいや


しゅみ悪辞書 
(大竹伸朗とヤマタカアイはシールのカスが好きで意気投合したっていってたな)


ですが 最近はほとんど使いません ネット辞書が凄すぎですよ

英語の辞書で最高なやつ 
逆もできる 例文めちゃあって熟語いれてもひいてくれる
英語からフランス語 
例文おおくていい
ルーマニア語 - 英語 
逆もできるし動詞の活用と名詞の変化もしらべられる 
動詞活用の辞書 
ヨーロッパにある全ての言語の動詞活用を検索できる鬼のような辞書

google toolbar ダウンロードすると マウスおいただけで翻訳される 
こんなかんじで


だからパソコンいっっつも開いてます はかどるわ〜
では戻ります!

2008-10-23

山いきたい



竹内洋岳という登山家の話も他もおもしろかった〜
どういう山にどういうスタイルで登るか とにかく岩壁で 8000mの山のみをアルパインスタイルで ヒマラヤをトレッキングで みんな自分なりに楽しんでますね 

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バックミンスター・フラーのフラードーム理論がthe north faceのテントにつかわれてるのだね うおーテントホシー! 青山スパイラルでthe north faceの展示やるからいくぞ

バッキーフラーといえば建築家の石山修武さんがすぐ頭に浮かぶようになった 思考が誠実な人だ すきだ! 登攀 て漢字で思い出した日記 若いときアンナプルナのトレッキングもしてるし すこし前ほんとにネパールチベットいってたしな 自分もチベットいけたのはほんと思い出だな〜 低いけど山も登ったし
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世田谷村日記 2001 12/21

若い頃の体は本当に大事にしてもらいたいが、大事にし過ぎてジイッとしてても駄目なんで、時に運を天に任せるしかない。その肝心な運は自分で呼び込 むものだ。私も十八才の時から始めていた岩登りで、今思えば良く生き延びていたなと思う。二〇才前穂高岳東壁登攀の時雪渓の下に落ちて気絶していた。フト 気が付けば上空から青白い光が降ちている。それに向けて無意識に体を動かしていたら雪の上に出た。途端岩雪崩が私が落ちていた雪渓に轟音を立てて襲いか かった。数秒の差だった。あの時厚い雪渓の下で見た青白い光は何だったのだろうか。今でも気憶に消えぬ。あの光で私は救われた。アンナプルナ連峰の一角で 体験した白いたおやかな峰々と空が溶け合うところにあった青白い光のようなものか。ヒマラヤには六〇才前に再び行かねば、あの空と白い大きな峰々のエッジ をゆく体験は得られないかも知れない。七〇過ぎたらもう生命力自体がいつニルヴァーナになっちまってもおかしくはないだろうし。しかしネェ、何であんなに 危険なことに夢中になっていたんだろうと今思えばゾッとするが、早く止めて、今の仕事に導かれて良かった。

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NHKスペシャル 凍傷で指無くなった登山家夫婦がグリーンランドの岩壁1300mに登る macじゃいろいろやっても全部みれない… まじみたい ブログみたらさいきん熊に襲われて顔面70針ってかいてあった  

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学部時代の先生にバッタリ会った あれ久しぶり 就職するんだって ていうかスロベニア渡航しない? 二週間後 パリで一泊するよ 英語でなんか発表すればいいから ね? …シュコツィアン洞窟群にいけるならいってもいいけど 自由行動ないしな でも同じ手口でむかしチュニジアに一ヶ月いかしてくれたなあ もう先生とも最後だとおもうと世話になりまくった思い出がけっこうよみがえりますね ありがとう

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来年夏 また山登りたい 北アルプス縦走を目標に 景色最高だろうな 来年ひとりでヒマだったらフリークライミングもやってみたいっす 学生生活は残りすくない 振り返ったり先のこと考えると少しセンチメンタル けど残りすくないから なんだか頭と体のやるきが出まくります