菊地成孔DUB SEXTEDのコンサートにいってきました チケットを安く譲ってもらえてオーチャードホールのバルコニーから見れました 内容は大変にすばらしかったです CDはファーストをきいて ソーサラーとかやっててなんとなくそのころのマイルス意識だなていうイメージしかなかったのですが 実際には four&more miles in berlin ブートででてるそのあたりのライブdvdとかを見たときみたいな まーじでいかれた感じでした まず曲が異常に速くなってて(今まで聴いた4beatで一番速かった) 曲の速さを自由に変えてて しかもベースがドラムのテンポにたいして一定の遅れを保ったりそれが逆だったり あと曲がメチャ速いとテーマがCDよりもずっとかっこ良かった
当時のマイルスバンドって ひきつったような速さの中で意味わかんない状況が次々に起きてて もはやリズムがあってるとかあってないとかじゃない次元のところで何かをやっているように感じる のですが それってマイルスらが期せずして生み出してしまった状態のような気もするのですが それを意図的に作り出そうとしてて しかも成功してるような印象をうけました けっこうこれは凄いのではと
最後はホールじゅうをエコー地獄みたいにした地鳴りのような状態のなか めっちゃ速いドラムソロで こーゆーのってノイジーなハードコアとかシガーロスの爆音状態といっしょかも いいっすね エルビン全開でした 本田珠也さんのこと「珠也」と成孔がよんでた でも主従関係完全に逆の気がするんだけど…
成孔はエリントンやモンクが ビッチリ固めた髪 カスタムスーツ 毛皮のコート 金ネックレス 全部の指に指輪 といった装いの猥雑なシャーマンであり そこに夜会服に身をつつんだ客が集まって行われるいかがわしい儀式がジャズである的なことを言っていて けっこう好きなのですが そして当時のマイルスバンドも黒スーツ(マイルスは白)会場もコンサートホールやオペラハウスで 客もばっちり着込んでるけど目の前でやってるのはあーゆー音楽という状態もすごく好きなのですが その日ふつうの格好でいったらかなりバリバリの女性がけっこういて ちょっとまけたような気がしました
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