2014-03-26

Future Beauty 日本ファッション:不連続の連続 京都国立近代美術館 を見に行ってのメモ



  • 先日ファッションの展示(過去と現在のファッションデザイナが残した業績の文脈上の意味合いとともにその服自体がマネキン展示されてる)に行った
  • 過去にも何度かにたような内容の展示に行ったことあり
  • 例えば森美術館でやったVictor & Rolf の展示はすげかった
  • そういう系の企画でよく展示されてんのが、都築響一の『着倒れ方丈記』の写真
  • (ブランド服にどハマりした人の部屋にその服全部並べて撮影し、生活スタイルのインタビューとともに展示するというもの)
  • 確かにこれむちゃくちゃおもしろい。今回もつい凝視

  • というわかで、何で自分がそれ面白いと思うのか深掘りしたい気持ちがある
  • 複数ではなく、あるひとつのブランドの服を買いまくってしまう人が紹介されており、その人なりの理由づけが色々ある。(その人にとっては非常に大切な理由をもってその服を買ってる。
  • ここ結構重要。その人が何を自分のスタイルにしたいか=人生だから。
  • ほぼ全ての人が、金持ちではない。
  • 部屋が狭い。方丈記の名を冠するのはそれが理由。
  • 金ない、部屋も狭い、けど高級服が大量=はたからみると狂気

  • 実は他のジャンルで言えば、似たような感じのかたは何人か知っている。
  • 超大量のマンガを保有し、しかもそれを「自炊」したため、海外出張が多い会社のメンバーから神扱いされているかた
  • いち大学生の資金力にもかかわらず大量のCDを収集し続けた結果資金ショート陥り、戒めとして自らのクレジットカードをへし折ったかた
  • 京町屋の壁に専用の治具を取り付け、10台ぐらいの自転車をマウントしている夫婦
  • 倉庫の中に部屋を「建て」、(建築家の石山修武さんの家みたい)「外」であるところの倉庫内に自転車とバイクを数え切れないほど保有しているかた
  • 基本、全員尊敬に値するスタイル有している。
  • しかし。彼らは着倒れ方丈記と同様のコレクタとして取材対象にはならないと思う。
  • ここからは粗い私見だが、それはマンガもCDも自転車も、いちジャンルのみ、いちメーカーのみの集めじゃないからだと思う。
  • 色々あつめてる100こ、と、そのメーカーの品物だけを100こもってる。その作家のマンガだけノベライズ含めて全部もってる。あとは持ってない。の比較では後者の方がヤバイ。
  • なぜそこに一点集中するのか。その人なりの深い理由がある(他人には大体において意味がない。だけど、そんなことはどうでもいい)。そこが普通から見ると狂気だが、それゆえにひかれるのではないか。
  • いろんなことに興味があるバランスのいい感じの人のコレクションは、おそらく良い感じだったり、見事ではあるかもしれないが、イカレタ感じは薄まる
  • てわけで、私がいちばんおもしろかったのは、新宿区四畳半、四階エレベータなし畳の風呂なし部屋に、エルメスのが整然と並ぶ特許事務所勤務の男性の方丈。

以上です。

2014-03-17

ウイリアムケントリッジ 時間の抵抗 をみてのメモ

3月16日
ウイリアムケントリッジ、時間の抵抗
京都 での展示、最終日いった。
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置いてあった本、かなりよし。
かがくをかたるとはどいういことか。伊勢田氏の本。
つまり科学と科学哲学について、最近出た本。
論文の教室も買いたい(戸田山氏の本
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英語がりかいできないと、作品の本質はわからず。
南アフリカ、やばい状況。アフリカ大陸占領の歴史。スレイバリーな感じ。機械文明における人間性。時空、宇宙、ここじゃない視点からの考察をしている(ような)感じ。もしかしたら、こうであり得たのかもしれない、におもい馳せさせるような感じ。


ハイクオリティな映像は、さすが。かなり作品のクオリティ高い。本筋、本物感。滑稽だったり、残酷、暗いトーンを絶妙に織り交ぜ。ヒップホップの歴史をスパイクリーが語った映画みたいユーモア感、だけど厳しいみたいなノリに近いもの感じた。もっと抽象的だが。

スレイバリーの象徴的な機械作品が会場真ん中にあり。駆動し、奇妙な動きする。はたおり?井戸を掘る?の象徴?なんか強制肉体労働の象徴。

構造としては、チェーンリングを動かして、上下動につなげてるモーターと、クランクシャフトを動かしてあいたりしまったりする動きに繋げてるモーターの二つが内臓されている。
そうは見えないように作られてたが。

ずろく¥30000高い。しかし買って読み込む価値かなりある。一見の価値がある。

本件企画のパラソフィアで働いてる村木の島メイト川角さんとギョウザ食べ行く約束。済

取り急ぎ以上です。

2014-03-13

BARについてのまとめ/ および京都に遊びくる際の連絡

写真はイメージ


  • 観光地京都には小さい街にバーがひしめいている
  • ひとり杯を傾ける or 2人ぐらいでしずかに飲むのに適したあらゆる種類の店がある
  • てわけで、たまにはそういうところで飲んでみたりしたい気持ちが、私にはある
  • 創業⚪︎年のオーセンティック店から、
  • 京町屋ふう、とくていの酒ジャンル専門、など果てしない
  • うちの近所にも「うえとサロン&バー」ていう、新しいめの落ち着きはらった店がある
  • ちゃんとした店で経験積んだ感じの若いマスターがやってて、いい感じだった
  • ところで、そういった店とは全く異なるスタイルのバーが存在し、そっちにすごい魅力を感じる
  • それは「角うち」という、街の酒屋さん(昼はお酒の販売とか配達している)が、夕方からは店内で一杯飲み屋を開店するスタイル
  • 特に昔からの酒屋さんに多い
  • だいたいテーブルはビールケースをひっくり返して板を載せる等、昼の通常業務から速攻で飲み屋に変身するための方式が取られている
  • つまみは柿ピーとかスルメとか、缶詰めとかしかない
  • 酒は高くても純米吟醸まで
  • ただし全部おいしいやつでディギングしがいあり
  • 店主は基本、下町の酒屋の店主であるがゆえ、まじきっぷのいい感じ
  • 一般のバーのマスターの正反対の接客
  • 店内はお世辞にもキレイとはいえない
  • これを風情と思うか否かが分かれ目
  • 客は地域住民やアル中風のおっちゃんが中心
  • ただし店が京都駅前裏路地にあるため、会社重役とおぼしき老紳士、OLまで
  • 一杯、二杯だけのんで、さっと帰路につく
  • 多分明日もくるのか?
  • とにかく結論を言うと、そこに17時ぐらいに行くと非常に静かで、かなりいい時間が流れている
  • 一日の終わりの、最もうつくしく得がたい時間という意味でマジックアワーとでも言いたいような
  • ブエナビスタソシアルクラブの、静かなとこの映像、みたいなかんじ?
  • 昔、村木としばしば豊島という島の「シーサイド大西」ていう地域住民のたまり場で、船の時間まで瓶ビールを飲んだが、そのときも同じ気持ち思った
  • てわけで、その店飲みに行きたいので、京都にくる際はど平日か土曜の早めでおねかいします。

とりいそぎ以上です。