Future Beauty 日本ファッション:不連続の連続 京都国立近代美術館 を見に行ってのメモ
- 先日ファッションの展示(過去と現在のファッションデザイナが残した業績の文脈上の意味合いとともにその服自体がマネキン展示されてる)に行った
- 過去にも何度かにたような内容の展示に行ったことあり
- 例えば森美術館でやったVictor & Rolf の展示はすげかった
- そういう系の企画でよく展示されてんのが、都築響一の『着倒れ方丈記』の写真
- (ブランド服にどハマりした人の部屋にその服全部並べて撮影し、生活スタイルのインタビューとともに展示するというもの)
- 確かにこれむちゃくちゃおもしろい。今回もつい凝視
- というわかで、何で自分がそれ面白いと思うのか深掘りしたい気持ちがある
- 複数ではなく、あるひとつのブランドの服を買いまくってしまう人が紹介されており、その人なりの理由づけが色々ある。(その人にとっては非常に大切な理由をもってその服を買ってる。
- ここ結構重要。その人が何を自分のスタイルにしたいか=人生だから。
- ほぼ全ての人が、金持ちではない。
- 部屋が狭い。方丈記の名を冠するのはそれが理由。
- 金ない、部屋も狭い、けど高級服が大量=はたからみると狂気
- 実は他のジャンルで言えば、似たような感じのかたは何人か知っている。
- 超大量のマンガを保有し、しかもそれを「自炊」したため、海外出張が多い会社のメンバーから神扱いされているかた
- いち大学生の資金力にもかかわらず大量のCDを収集し続けた結果資金ショート陥り、戒めとして自らのクレジットカードをへし折ったかた
- 京町屋の壁に専用の治具を取り付け、10台ぐらいの自転車をマウントしている夫婦
- 倉庫の中に部屋を「建て」、(建築家の石山修武さんの家みたい)「外」であるところの倉庫内に自転車とバイクを数え切れないほど保有しているかた
- 基本、全員尊敬に値するスタイル有している。
- しかし。彼らは着倒れ方丈記と同様のコレクタとして取材対象にはならないと思う。
- ここからは粗い私見だが、それはマンガもCDも自転車も、いちジャンルのみ、いちメーカーのみの集めじゃないからだと思う。
- 色々あつめてる100こ、と、そのメーカーの品物だけを100こもってる。その作家のマンガだけノベライズ含めて全部もってる。あとは持ってない。の比較では後者の方がヤバイ。
- なぜそこに一点集中するのか。その人なりの深い理由がある(他人には大体において意味がない。だけど、そんなことはどうでもいい)。そこが普通から見ると狂気だが、それゆえにひかれるのではないか。
- いろんなことに興味があるバランスのいい感じの人のコレクションは、おそらく良い感じだったり、見事ではあるかもしれないが、イカレタ感じは薄まる
- てわけで、私がいちばんおもしろかったのは、新宿区四畳半、四階エレベータなし畳の風呂なし部屋に、エルメスのが整然と並ぶ特許事務所勤務の男性の方丈。
以上です。
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