2009-01-08

経済の勉強 2 

2 途中
アメリカの住宅価格は2006に頭打ちになっていた

対米投資が米の対外投資を上回っていた 08年の途中でどちらも激減した

政府の狼狽: 空売り規制の強化(市場取引の原則に反する 効果定かではない 株価下落したけど空売りできなくてファンドに甚大な被害) 原則なしの個別企業救済

個別リスク:ある対象に事故がおきたとき、ほかの対象は必ずしも事故にあわないというリスク
いろんな対象を組み合わせれば 分散投資でリスクを分散できる

市場リスク:ある対象に事故がおきると、ほかの対象も事故にあってしまうリスク
住宅ローンでいえば たとえば住宅価格の下落である

「主体間のリスクが相関しているか否か」:していれば市場リスク

格付けにもっとも大きな影響をあたえるのは個別リスクであるらしい けれども住宅ローンには市場リスクが存在する 格付けの手法は市場リスクを含む住宅ローン証券化商品のリスクを完全に評価できていなかったのではないだろうか (本来の価値を図れてないから 住宅価格が変化したときに格付けを急に下げたり)

本来であればファイナンス理論や金融工学を利用してpricing(格付けではない)をやるべきだったのに格付けに頼ったこと が問題なのではないか (したがって 金融工学が悪いんだというのは偏見である(『black swan』とは意見が異なる))

CDSとは信用デリバティブの一種 信用デリバティブとは プットオプションの一種 プットオプションとは 都合の悪いことが生じたときに誰かに助けてもらうための金融取引 そのためにプレミアムを支払う

オプションを売買することでほかの人とリスク状態を交換し 望むリスク配分を実現する 一対一でも契約できる 保険は多数申し込みがいないと成り立たない 保険は誰かの損失を大勢の人で少しずつ分かち合うもの オプションはリスク状態の交換だから違う

CDSに対する投機的な取引はへるけど ふつうに必要な取引は拡大するのでは 経済が危機に陥っているのでCDSの役割そのものは重要性が増すだろうから ということは日本の金融機関がテク不足でそもそもそういう投機的信用取引に参加すらできていなかったのは かなりまずいことなのではないだろうか いったん飛行機を発明すれば 大きな事故が発生するかもしれないが 飛行機を作り 操縦する技術は残る いっぽう船しかもっていなければ 比較的安全かもしれないが いつまでたっても飛行機の速さには追いつけない

つづく

2 comments:

  1. 最後の飛行機と船の話、私の関心のある分野にも言える事で、興味深く思いました。
    昔比較心理学の先生が「歴史は繰り返すというが、歴史が繰り返したことは一度もない。」といっていたのを思い出します。文脈というのはどの分野においてもとても大事なのですね。

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  2. 最後のは僕もまえに人から聞いたんすけどね ハッとしました 
    今のは大恐慌とはひとつもおなじでない みたいなことを聞いたのですが そもそも何もしらなかったんで もうすこし続けてみます

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